概要

実験プールの底で光るチェレンコフ光の様子
量子放射線工学は、ミクロな量子の世界や放射線といった高度な現代科学を様々な分野へ融合させた学際領域的な工学分野です。量子放射線工学はレントゲン撮影、CT検査やがん治療などの医療分野、非破壊検査、厚み計測などの工業分野、放射線育種や殺菌、滅菌など農業分野、物質への照射効果や放射線化学を利用した材料研究分野、量子効果を基にした半導体などのデバイス開発、そして原子力などのエネルギー分野など多岐に応用され、現代社会を支えています。また持続可能な社会の発展と安全を基本とする文化の創造に貢献します。
本学の大学院量子放射線系専攻ではこのような産業や科学の重要な基盤をなす研究を行っており、先端科学である量子放射線の知識を広く有し、高い倫理観をもって社会に貢献できる研究者や技術者を育成します。
専攻パンフレット(日本語版、English version)